私の住んでいる街では、桜が満開で観光客も増えています。とても気持ちの良い季節になってきましたね。私も、新しく手に入れたカメラを片手に桜の散策に行きました。
マスクをしている人がほとのどですが、幸せそうな顔が多いですね。
一方で、イライラしている方もいらっしゃるんですよね。せっかく休みをとって、桜をみに来ているんじゃないかな?もったいないなーと思う訳です。
そういえば、職場でも、いつも生き生きと仕事をしている人もいれば、不満ばかりを口にする人もいます。
お金持ちなのに、不幸な人の話もニュースなどでみますし、身近で質素な生活をしているけど、いつも幸せそうな人もいます。
幸せな人と不幸な人は、一体何が違うのでしょうかね?
物理学者で有名な、アルベルト・アインシュタイン博士は、こんな名言を残しています。
「不幸な人は
自分にないものを数え
幸福な人は
自分にあるものを数える」
なるほど。名言です。こういう考え方、とっても好きです。
確かに、花見にきている人は同じ行動をとっているのに、考え方が違うから見えているものも違うのでしょうね。
きっと考え方にヒントがあるんだと思います。ちょっとみていきましょう。
人との比較
アインシュタインの言葉を借りると、人との比較をすると、どうしても自分に無いものを数えがちになっちゃう気がします。それが悩みの原因になって、幸福度に影響してしまうと思います。
例えば、同級生で結婚している人をみて、「あー、自分はこの年齢でまだ結婚できていないなー。負け組なのかな」と考えてしまう。
友達の年収を聞いて「あいつより自分は収入が低い。自分ってダメだなぁ」と考えてしまう。
子供の成績をみて「友達の花子ちゃんはもっと点数いいのに!なんでこの子は?!」と腹を立ててしまう。
などなど。比較をして、自信を失って、幸福度が下がっていってしまうことは、誰しも経験したことあると思います。
もし、世の中の人全員が、丸坊主で髪の毛の生えない人種で、自分だけ髪の毛が生えていたら、やっぱり「自分なんて」と比較して自信を失ってしまうんでしょうかね(汗
人と比較することで、時には優越感を得ることもあるでしょうけど、ほとんどが、自信を失うきっかけになるような気がします。
じゃあ、人との比較を少なくするためにはどうしたらいいんでしょうかね。
人との比較をなくす方法
人との比較をなくす方法があるんですね。
それは、「自分が好きなものをはっきりと認識する」です。
自分が、好きで心から喜べるものを持っている人は強いです。
私は、家族と一緒に行動する時間を最優先にしています。だって楽しいもん、だとか
俺は釣りが好き、とにかく好きで、早朝から夕方まで没頭できるぜ、だとか
晩酌に、大好きな刺身と少しの日本酒があれば、幸せ。
大好きなアーティストのライブ(映像)が私の生きがい!
ペットのワンちゃん!
とかですね。
自分が好きなものがはっきりしていると、他人との比較が格段に少なくなる気がします。
友達が豪華な家を立てて住んでいても、Facebook(フェイスブック)やInstagram(インスタグラム)で海外旅行の投稿や豪華な食事がUPされていても、「ふーん、すごいね」くらいで終わります。
自分の幸せに集中できるということでしょうね。
ちなみに私は、土曜日の満点青空レストランという番組で、宮川大輔くんと(テレビ越しで)乾杯することに格別な喜びを感じます。ビールはもちろん黒ラベルです。お嬢が注ぐのがうまくなってきて、それも嬉しいですし、家族に囲まれて幸せな時間です。
人によって、「幸せ」って感じるものは違うと思いますが、自分のことを知っているとうことはポイントになるのかなと思います。
自分の好きなもの、ベスト3を紙に書いておくのがお勧めですね。
猫が好き!おしゃれが好き!大切な友達がいる!競艇が好き!愛車でのドライブ!映画を見る!
なんでもいいと思います。
はっきりさせることで、「他人は他人」「自分は自分」という感覚が芽生えるのだと思いますよ。
ちなみにこれは、心理学でも研究されていまして、次の効果があります。
ストレス減少
自制心の強化
自信の強化
愛情深い人柄になれる
常に穏やかで落ち着いた人になれる
紙に書くと一手間入りますので、今晩のディナーの時に友人や家族とおしゃべりしてみるでもいいかもしれません。簡単に誰でもできる方法だと思います。是非、やってみて下さい〜。
もう1つ誰でもできる、簡単な方法をご紹介したいと思います。
感謝
もう1つは感謝をするということです。
感謝が多い人は、幸福度が高いと思います。幸せの要素の中に「感謝」があるのかなと私は思っています。
これは「ありがとう」と人に伝える感謝も大切なのでが、今回の感謝はそちらの「ありがとう」ではなく「ありがたい」と感じる方の感謝です。
仕事があって、ありがたい。
家族がいつも健康で仲良く過ごせてありがたい。
車を所有していて、いつも好きな場所に気軽に移動できてありがたい。
こういう「ありがたい」を自覚すると、人間は幸福度が上がるようにできています。
理由は、「感謝」をする度に、脳の中に幸せを感じるホルモンが分泌されるからです。幸せを感じるだけではなく、ストレスが軽減したり、やる気が出たり、免疫力も上がったりという効果も一緒に期待できるようです。しないと損なことばかりですね。
ひょっとしたら、同時にネガティブな気持ちが前向きに切り替わり、ポジティブな考え方やものの見方ができる機会も増えるかもしれませんね。
例えば、イライラするような場面を思い浮かべてみましょう。
冒頭で、花見の話をしました。
花見の機会にも、イライラしている方がいたのですが、信号待ちで「早く青になってくれよー」という方でした。その間に、「桜、綺麗だなぁ、信号待ちで時間あるから写真も撮れるな、ありがたいな」と思うと、気持ちが全然違いますよね。
個人的なお話で言えば、私、電車通勤をするのですが、電車が色々な理由で遅れることがあります。その時に、「また遅れてるんかー、嫌だなぁ」「早く復旧してくれよー」と思うのか・・・
「遅れた分、時間が少しできたので、コーヒーでも飲んでリラックスしようかな。近くにコンビニもあるし、最近のコンビニのコーヒーは美味しいんだよなー、有難いなぁ」とポジティブに考えるのか・・・
両者で幸せ度合いが全然違うと思います。
私は、次電車遅延があったら、後者の考え「ありがたいな」と思えるように努めたいと思います。
感謝のコツ
感謝をするコツがあると、以前読んだ本に書いていたことを思い出しましたので、それも書いておきたいと思います。
それは、世の中、沢山の方の知恵が積み重なってできていて、いつの間にか便利になっています。ところが、実は自分で作ったものってほとんど無いんですよね。「自分では作っていない」し「自分では作れない」ものに囲まれて、先人の知恵に助けられて、現代の便利で幸せな生活が成り立っています。
今、私がパチパチ打ち込んでいるパソコンだって「自分では作れないもの」ですからね。
気軽に食べらる、私の好きな卵かけご飯だってそうですよ。
自分では作れないお茶碗に、自分では作っていない「ご飯」を入れて、自分では育てられない鶏からうまれた卵をかけて、自分では作れない醤油を乗せて、自分では作っていないお箸を使っていただきますからね。
食べた後の洗いものだって、自分では作れない洗剤を使って、自分では工事していない水道管からでる水を使って洗うわけですから。
そう考えると、「ありがたい」ものに囲まれた本当にありがたい「現代」の生活ですよね。
最後に
本当に有難い時代ですね。
アインシュタイン博士の言葉も紹介しましたが、人は自分にないものに目が行きがちです。自分にあるものに目がいくと、「ありがたい」という気持ちになりやすいのかなと。今の時代、本当に有難いものに囲まれて生活ができているなと、書いていて実感しました。
今日は、私の大好きな青空レストランがあるので、その楽しみがあって「ありがたい」ですし、家族もみんな元気なので「ありがたい」です。
この見失いがちな、すでに私たちの周りに存在する、あるもの、すでに持っているものに「ありがたい」を感じながら、「ありがたい」集めをしてみようと思います。
最後まで、お読みいただきありがとうございます。
皆さんの生活に、幸せがありますように。
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