自信を失う行動
前回、「自信のつけ方」について色々と書きました。
https://takkinn.jp/自信のつけ方/
今日は、自信を失う行動と、それに対する具体的な面白い方法を見つけました。今日はそれを紹介したいと思います。
では、早速いきましょう。
自己主張していますか?
皆さん、自己主張していますか?
自信がない方の多くは、自己主張できていないのではないかと思います。
自己主張しないと、自信がどんどん減っていっちゃいます。
昨日の記事の「愛情のコップ」の中の水が減っていく状態ですね。
例えば、友達と飲みに行った後、お会計が終わりました。
「シメのラーメン行こうぜ!」と声をかけられたとしましょう。
本当は、お腹いっぱいで帰りたいんだけどなぁ。
でも「じゃあ行こう」と返事しちゃって、ラーメンを食べに行ってしまう。
例えば、上司の「これ明日までに仕上げておいて」
という無茶な依頼に対して、
本当は、「マジで?!無理して残業しないと、出来ねーわ」と思っていても
「わかりました」と苦笑いで引き受けてしまう。
周りの人に合わせてばかりの行動をとって、自己主張をしないという場面はありませんか?
恥ずかしながら、私はあります。
これを繰り返すと、自信がどんどん減っていってしまうんですね。
自己主張しない理由
では、私たちは何故、本当の気持ちを主張できないんでしょうか。
理由は、「嫌われたくない」からです。
「相手を不機嫌にしたらどうしよう」という強い恐れの気持ちがあるからです。
これは、私たちの幼少期の「親との関係性」から出来あがってくることがあるようです。心理学の用語で「ドライバー」っていう名前がついています。運転手ではありませんよ。
この「ドライバー」が、私たちの自己主張の邪魔をしていたんですね。
実は、このドライバーを書き換える具体的で簡単な方法があるので、次の章で紹介しますね。
ゲシュタルトの祈り
祈りといっても、宗教的なものではありませんのでご安心ください。
これは「ゲシュタルト療法」というもので、精神科医であるフレデリック・パールズ医師が提唱したものです。
「ゲシュタルトの祈り」は、短い詩のようなもので、内容は次のとおりです。
ゲシュタルトの祈り
私は私のことをする。
あなたはあなたのことをする
私は、あなたの期待に応えるために生きているわけではない
そしてあなたも、私の期待に応えるために生きているわけではない
私は私、あなたはあなた
もしも偶然、私たちの心が触れ合うならば、それは素敵なことだ
もし触れ合えないとしても、それは仕方のないことだ
引用:「ゲシュタルトの祈り」より
いい言葉は、心に染み込んでくるようです。
みんな違って、みんないいですね。
この「ゲシュタルトの祈り」を毎日音読すると、幼少期に作られたドライバーが少しずつ書き換えられて、コップの中の水が満たされてきて、自己主張ができるようになってくるようになると思います。
パールズ先生は、19世紀後半のお生まれなので、すでにこの世にはおられないですが、感謝申し上げたいと思います。素敵な「ゲシュタルト療法」をありがとうございます。
課題の分離
「ゲシュタルトの祈り」の中程に、「私は私、あなたはあなた」という言葉があります。
これは、「嫌われる勇気」の著者:アルフレッド・アドラー先生が提唱される「課題の分離」に当たると思います。
課題の分離とは何でしょう?
簡単に具体例をもって説明してみますね。
例えば、友達と飲みに行って、お会計が終わりました。
その友達から「シメのラーメン行こうぜ」と声をかけられたとしましょう。
ここで「いや、お腹いっぱいだし帰りたいから帰るわ」と言うかどうかは、こちら側の課題。
それを聞いて「お前付き合い悪いな!」と怒るかどうかは、あちら側の課題。
こういう考え方です。
課題の分離ができてくると、自己主張ができるようになってくると思います。
生活していると、色々なことがあります。
朝起きて、「おはよー」と声をかけてもお嬢の機嫌が悪く返事が返ってこない。
挨拶が返ってこないと、イライラもしますが、イライラするかどうかは私の課題であって、挨拶をするかどうかは、彼女の課題なわけです。
とはいえ、未成年の子供なのですし、朝の挨拶はしっかりできる人になってほしいと思うので、そこはしっかり伝えていきたいと思っています。自己主張します。
そんな毎日の積み重ねで、彼女の中のドライバーも出来上がっていくのかな?
最後に
自己主張ができ無いことが、自信を失う行動だということでした。
それに対応する具体的な方法が「ゲシュタルトの祈り」ということを紹介させて頂きました。
私も、iPhoneのメモにコピーして、毎日仕事前に音読していきたいと思います。
よかったら、ブログはテキストにしていますので、活用してくださいね。
皆さんの毎日が、少しでも良い日々になることを祈っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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