『モモ』を大人になって読み直したら、時間の価値に気づいた

要約
この記事は約4分で読めます。

どーも、たっきんです。

最近、“時間が足りないな…”と感じることが増えていませんか?

仕事に追われて、スマートフォンの通知に追われて、あっという間に1日が終わってしまいますよね。

気づけば、大事にしたかった時間が、どこかへ消えているような感覚ですごしていました。
そんな毎日のなかで、ふと再読したのが『モモ』です。

子どもの頃には童話として読んだとかすかに記憶しているこの物語ですが、大人になってページをめくると、そこに書かれていたのは、まさに「今」の私たちに必要なメッセージだと感じました。

『モモ』から受け取った気づきとともに、「私たちの時間」について一緒に考えてみませんか?


『モモ』ってどんな物語?(簡単なあらすじ)

物語の舞台は、どこかにある古い円形劇場の廃墟です。

そこに現れたのが、主人公の少女・モモ。名前以外の過去はわからない。けれど、彼女には「人の話を聴く」という特別な力がありました。

そんなモモの周囲に、「時間泥棒」と呼ばれる灰色の男たちが現れます。
彼らは人々に「時間を節約すべきだ」とささやき、言葉巧みに人々から「心から味わう時間」を奪っていく…

やがて町は効率とスピードばかりが優先され、心の豊かさが失われていきます――。
そんななか、モモは自分の力と仲間たちとともに、灰色の男たちに立ち向かっていくのです。


『モモ』から受け取った3つの大切な気づき

1. 「聴く」という力は、何よりも尊い

モモの持つ「聴く力」。モモがすごいのは、話を聞くだけではなくて、心から相手に寄り添い、相手の沈黙も含めて受け止める力だと思います。

私たちは日常で、本当に相手の声を「聴いて」いるんでしょうか?

SNSの通知や忙しさに気を取られ、大切な誰かの声がすり抜けていでしょうか?

モモは、「聴くことが癒しになり、人の心を変える」ということを教えてくれました。

2. 時間は「節約」するものではなく、「味わう」もの

灰色の男たちが説くのは「時間の節約」。

ただ、スピードや効率の先に生まれたのは、忙しさと心の余裕のなさでした。

私も毎日のスケジュールの中では「タイパ(タイムパフォーマンス)」ばかりを求めがちになっちゃってますが、人生の豊かさは、むしろ“無駄”に見える時間の中にこそあるのかもしれませんね。

3. 何のために生きているのかを、立ち止まって考える時間の大切さ

物語のなかで、多くの人が「生きる意味」を見失っていきます。
効率、仕事、数字――それらに追われ、自分が本当に大切にしたいものを忘れてしまう…

立ち止まって「私は今、何のために生きているのか?」と問い直す時間こそ、失ってはならないものなですよね。

『モモ』はそう教えてくれました。


SNS時代の私たちと『モモ』の世界

いまの私たちの暮らしは、灰色の男たちの世界と驚くほど似ています。

SNSのタイムライン、通知、メール、チャット。

「もっと速く」「もっと効率的に」と追い立てられ、気がつけば1日が終わっている。

でも、本当にそれが「私が生きたい時間」なのでしょうか。

『モモ』を読んで、私はスマホを置いて、意図的に「ゆっくりする時間」を作ることの大切さに改めて気づかされました。


『モモ』を読んでから、私が変えた時間の使い方

『モモ』を読み終えて、私は2つのことを意識的に始めました。

1. 「無目的な散歩」の時間を作る

何もしないで、ただ歩く時間。これがとても心地よい。
心が自然とほどけていき、ふだんは気づかなかった景色や感覚に目が向くようになります。

2. 「会話の質」を変える

スマホを見ながらではなく、相手の目を見て「聴く」ことを意識する。
この「ちゃんと聴く時間」が、実はお互いの関係性を豊かにしてくれるのだと感じています。

あなたの「大切な時間」は、どんな時間ですか?

この記事を読んでくださったあなたに、問いかけたいことがあります。

✅ あなたの大切な時間は、今どんなふうに過ごされていますか?
✅ 「時間を味わう」ために、今日できる小さなことは何でしょう?

もしよかったら、『モモ』を手に取って、あなた自身の“時間”について考えてみてください。
きっと、新しい発見があるかもしれません。

おわりに

『モモ』は、児童文学とは思えない示唆と気づきを与えてくれたと振り返ります。
現代を生きる私たち一人ひとりに響く「生き方の本」だなーって感じました。

これからもたっきんラボでは、こうした“心が少し軽くなる”ような本や気づきを発信していきます。
もしよければ、あなたの「モモを読んで感じたこと」も教えてくださいね。

コメント欄やSNSで、お待ちしています。

追伸

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