お米の価格が高騰中?古米・古古米の違いと今の日本のお米事情をやさしく解説

生活
この記事は約6分で読めます。

どーも、たっきんです。
最近、スーパーで「色々と高くなったなぁ…」と感じる機会が増えてませんか?

さらにニュースやSNSでも
「古米・古古米(こここまい)が出回ってるけど大丈夫?」
「小泉大臣が何か言ってたけど、今どうなってるの?」
と話題になっていますよね。

お米は毎日の食卓に欠かせないものだからこそ、ちょっとした変化でも気になります。ただ、情報がいろいろ出回ってますよね。

結局、どうなってんだ?!

ごくう
ごくう

そう。ごくう君のように混乱している人も多いはずなので…

今回は、「今、日本のお米に何が起きているのか」を、分かりやすく記事にしてみました。

2025年6月現在のお米の事情、気になる人は読んでみてくださいね。

お米の価格、なぜ高くなっているの?

まず気になるのは、何といってもお米の値段ですね。

ここ1〜2年、お米の価格は全国的にじわじわと上昇きています。

10kgのコメが1,000円以上値上がりしてるでごわす!

せごどん
せごどん

なぜこんなに高くなっているのか…
なのですが、主な理由は以下の3つのようです。

① 異常気象による収量減少

近年、猛暑・干ばつ・台風など、異常気象の影響が全国的に深刻になっています。


特に2023年〜2024年は、猛暑による「登熟不良」や「粒が小さくなる」など品質・収量ともに大きな影響を受けたみたいですね。

結果的に収穫量が減って、流通するお米が少なくなっているのだとか。

② コロ助が明けて業務用需要回復

コロ助(新型のやつ)の間、外食やホテルの需要が激減していました。
そのため業務用米は余剰気味でしたが、2024年以降インバウンド(訪日外国人)や外食需要が一気に回復

業務用としてのお米の引き合いが急増して、需要と供給のバランスが悪くなったんですね。

③ 生産コストの上昇

肥料・燃料・人件費など、色々なコストがここ数年で大きく上昇しています。


農家さんたちも採算割れを避けるため出荷価格を見直していて、それが店頭価格にも反映されているようです。

「古米」「古古米」って?なぜ話題なの?

最近ニュースやSNSでよく見る「古米」や「古古米」。

古米 → 前年に収穫したお米(1年熟成)

古古米 → 収穫から2年以上経過したお米

通常、スーパーなどでは「新米」や「当年米」がメインで並ぶのですが、今は需給が逼迫しているため、在庫に眠っていた古米や古古米が流通するケースが増えています。

なぜ今出回っているの?

・「少しでも安価な選択肢」を求める需要がある
・業務用(飲食店や加工用)で使われることが多いが、家庭用にも一部流れてきている
・在庫調整のタイミング

こうした背景から「古古米が出回っている」と話題になっているわけです。

安全性は?

古米・古古米も、適切に低温・湿度管理されていれば、美味しく安全に食べることができるようです。
ただし、新米と比べて「香り」「甘み」が落ちやすくなってて、食感もやや劣化する傾向があるんだとか。

購入する際は、パッケージの表示をしっかり確認しましょう。
「複数原料米」などと書かれている場合、古米が含まれているケースもあります。


小泉大臣の発言、何だったの?

大臣就任後の小泉進次郎農林水産大臣の発言がニュースやSNSで話題になっています。

出典:小泉進次郎氏のエックスより

内容としては:

✅ お米の価格高騰・需給の不安定さへの政府の対応
✅ 農家さんへの支援策検討
✅ 消費者が安心してお米を選べる環境作り

といったものでしたね。

SNSでは賛否両論が出ていましたが、政府も状況を注視して「できる対策から進める段階」というのが現状のようですね。


お米業界の長期的な課題って?

今回の高騰や古米流通は「一時的な現象」ではなく、日本のお米業界全体の構造的な課題も背景にあります。

① 生産者の高齢化

日本の米農家の平均年齢は約68歳と言われています。


高齢化・担い手不足が進んでおり、耕作放棄地も増加してきているので、このままだと生産量の維持すら難しくなる地域も出てくると予測されています。

② 気候変動リスク

地球温暖化の影響で、猛暑・異常気象が常態化しています。
今後さらに「お米が安定してとれない年」が増えるリスクが高まっています。

③ 生産コスト上昇

肥料・燃料・機械コストが年々上昇し、「コスト割れで米作りをやめざるを得ない」農家さんも出てきています。

消費者として今できること

では、私たち消費者はどうすればよいでしょう?
無理なくできることをまとめてみました。

① 情報に振り回されすぎない

センセーショナルなSNS投稿や一部の偏った意見に惑わされず、冷静に事実を確認する意識が大切だと思います。

② 表示をしっかり確認する

購入時は「単一原料米」「複数原料米」「古米」など、パッケージ表示をよく見る習慣をつけましょう。

③ 地元産米やふるさと納税を活用

地元の農家さんを応援する形で購入すれば、品質が分かりやすく、地域経済の支援にもなります。

・産直サイト
・道の駅
・ふるさと納税

などがいいかも知れないですね。

④ 食べ方の工夫

古米でも

吸水時間を長めに取る
少量の酒やみりんを加えて炊く
炊き込みご飯やチャーハンに使う

などの工夫で美味しくいただけます。

王さま
王さま

色々な工夫があるもんぢゃ!

これからのお米トレンドは?

この状況のなか、新しいお米のトレンドも生まれつつあります。

健康志向

低GI米
雑穀米やブレンド米

などが人気上昇中です。

プレミアム米・ブランド米

こだわり産地・特別栽培米など付加価値の高いお米への支持が強まっているようです。

エシカル消費

生産者支援型の購入(定期便や産地直送)が増えてきています。

まとめ

今回は、いま話題のお米事情について、

・なぜ価格が上がっているのか
・古米・古古米って何なのか
・小泉大臣の発言の背景
・消費者ができること

を整理してお届けしました。

お米業界は今、大きな転換期を迎えています。
背景を知ることで、私たち消費者も安心してお米選びができる目を持つことができるのではないでしょうか。

誰かを責めるのではなく、できる範囲で生産者さんを応援しながら美味しく・楽しくお米を楽しんでいきたいですね。

【参考サイト】
農林水産省公式サイト
JAグループお米情報
お米マイスター協会

というわけで今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

昨日の自分よりも、今日の自分が好きになれますように💓


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アウトプットすると、記憶に定着しやすいようですよ。行動にも移りやすいと思いますので、ぜひご活用くださいね。

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