どーも、たっきんです。
予定が埋まると、なぜか安心する
頼まれると、ついつい「はい」と返事
自分が頑張れば、何とかなる
毎日忙しく動いているはずなのに、
「自分は、本当に大切なことに時間を使えているのか?」
そんな違和感を覚えることはないでしょうか。
40代になると、仕事でも家庭でも任されることが増えていきます。
経験があるから頼られる。
できるから仕事が集まる。
責任感があるから、簡単には投げ出せない。
その結果、自分の時間や気持ちの余白が、少しずつ失われていきます。
身の回りも見える形で散らかっていきます。

40代前半までの僕は、そんな働き方をしていました。
現在は48歳。
マーケティングデザイナーとして活動していますが、それ以前は、介護福祉士やケアマネジャーとして、長く介護の仕事に携わってきました。
デイサービスの施設長や、老人保健施設のケアマネジャー、介護事業を展開する会社のエリアマネジャー、新規事業の開発など、責任ある仕事も任せていただきました。
やり甲斐はありました。
ただね
その一方で僕は
頼まれたことは、すべてやらなくちゃいけない


自分が動けば、全部解決できるんだ!


と思い込んでいました。
勘違いしてたんです。
日中は新規事業の開発やマネジメントに走り回り、夜は人手不足の介護現場で夜勤に入る…
「あれも、これも」と抱え続けた結果、ある日、糸が切れたように動けなくなりました。
いわゆる、バーンアウトってやつです。
そんな時に出会ったのが、今回ご紹介するこの1冊です。



グレッグ・マキューン氏の著書『エッセンシャル思考』
その中で示されている考え方が
「より少なく、しかしより良く」
というものです。
たくさんのことを中途半端にこなすのではなく、本当に大切なことを見極めて、そこに一点集中する。
この考え方は、仕事術というよりも、僕にとっては人生そのものを見直すきっかけになりました。
興味がある方は読み進めてみてください。
「全部大事」と考えると、全部が中途半端に
エッセンシャル思考と、その反対にある非エッセンシャル思考の違いを、簡単に整理してみました。
| 非エッセンシャル思考 | エッセンシャル思考 | |||
|---|---|---|---|---|
| 考え方 | どれも大事 全部やらなくては | 本当に大事なことは そう多くない | ||
| 選び方 | 頼まれたら反射的に引き受ける | 自分で考えて やることを選ぶ | ||
| 行動 | 多くのことに少しずつ手を出す | 大切なことに 時間と力を集中する | ||
| 結果 | 疲れるわりに成果が残りにくい | 納得感のある成果につながりやすい | ||
非エッセンシャル思考の怖さは、怠けている人というより、むしろ責任感が強く、頑張れる人ほど陥りやすいことだと思います。
人から期待される。
できるから任される。
任されるから、さらに頑張る。
その繰り返しによって、自分が本当に大切にしたかったものが、少しずつ見えなくなっていくんだと思います。
介護で学んだ「手を出さない」という支援
一見すると、介護とデザインは、まったく違う仕事に見えるかもしれません。
ただ、僕の中では共通していることがあります。
それは、足し算ではなくて、引き算によって本質を見つける仕事だってことです。
介護には「自立支援」という考え方がありもす


利用者さんができないことを、すべて代わりにするのではなく、ご本人が持っている力を見極め、その力を使いながら暮らしを支えることが超重要です。
ところが、介護する側が良かれと思って、何でも先回りしてしまうことがあります。
・着替えを手伝う
・食事を全部準備して片付ける
・移動の全てを見守り介助をする
一見すると親切ですが、必要以上に手を出しちゃうと、その方が本来持っている「自分でできる力」を盗んでしまうことがあります。
だから介護では
この方の暮らしを支えるために、本当に必要な支援は何か
を考えることが重要になってきます。
何でもすることが、良い介護じゃないってことだな!




ごくう君、その通り
必要なところにはしっかり手を差し伸べながら、本人ができるところは、手を出さない。
その「余白」が、自立や尊厳を守ることにつながっていくんです。
デザインも「何を入れるか」より「何を削るか」
色々なデザインを学び始めた頃、僕は空いている場所があると、不安になりました。
ところが、情報を詰め込めば詰め込むほど、見る人には何が大切なのか伝わりにくくなります。
すべてを目立たせようとすると、結局、何も目立たないんですね。
デザインでは、何も置かれていない空間を「ホワイトスペース」や「余白」と呼びます。
余白は、空いてしまった場所というより
本当に伝えたいものを、きちんと伝えるための場所になるんです。
・大切なメッセージを際立たせるために、あえて情報を減らす
・読みやすくするために、要素と要素の間を空ける
・相手に考えてもらうために、すべてを説明しすぎない
介護における「手を出しすぎない支援」と
デザインにおける「余白を残すこと」は、よく似てるなぁって感じます。
そして、これは僕たちの人生にも当てはまるのではないでしょうか。
予定を詰め込み、頼まれごとを抱え、空いている時間をすべて何かで埋めてしまう…みたいな。
それでは、自分が本当に何をしたいのかを考える時間がなくなります。
人生にも、余白が必要なんだと強く思います。
40代から人生をリデザインする4つの方法
ここからは、本書の考え方を土台に、僕自身が人生や働き方を見直す中で実践してきた4つの方法をご紹介します。
1.孤独な時間をつくる
忙しいときほど、私たちは目の前の仕事をこなすことだけに意識を奪われます。
そこで、数分でいいのでスマートフォンやパソコンから離れる時間をつくります。
そして、自分に問いかけます。
今の僕は、本当に大切なことに力を使えているだろうか?


すぐに答えが出ない時もありますが
大切なのは、立ち止まって考える時間を、予定の中にあらかじめ確保しておくことかなと思います。
余白は、時間ができたら生まれるものではないんでしょうね。
自分で先に確保しなければ、ほかの予定に埋められてしまいますから。
2.数字ではなく「どんな状態でいたいか」を決める
目標というと
「売上をいくらにする」
「資格を取る」
「何件契約する」
といった数字を考えがちです。
もちろん、数字も大切ですが…
数字だけを追いかけると
それを達成するために無理を重ねてしまうことが多々あります。
そこで僕は、数字の目標を確認する前に
どんな状態でありたいかを考えるようにしています。
僕が大切にしたいのは
ご機嫌で誰かの課題を本質的に解決している状態
です。
この状態から外れる仕事が増えてきたときは、立ち止まって考えます。
今していることは、本当に僕が力を注ぐべきこと?
自分にしかできない?
ほかの誰かに任せられない?
自分が目指したい状態を決めておくと、仕事を選ぶ基準が少しずつ明確になるんだと感じています。
3.90点ルールと断り方
『エッセンシャル思考』では、選択肢を厳しく見極めるための考え方として「90点ルール」が紹介されています。
何かを頼まれたとき、その選択肢を100点満点で考える。
心から取り組みたいと思える90点以上のものは選ぶ。
「悪くはない」「やったほうがよさそう」という程度なら、選択しない


実際には、すべてを数字で判断できるわけじゃないとは思います
それでも
「できるかどうか」ではなく
「本当にやりたいか」
と考えるだけで、選択は随分と変わります。
エレガントな断り方
断ることは、相手を否定すると考えがちですよね。
だから僕は次のように伝えるように心がけています。
「お声がけいただき、本当にありがとうございます。とても意義のあるお話だと思います。ただ、現在は手一杯でしてお引き受けすることができません。せっかくお声がけいただいたのに申し訳ありません。」
相手への敬意を持ちながら、自分の限界や方針を正直に伝えるのがいいと思います。
それは冷たい対応にはならないと思いますし、無理に引き受けて中途半端な結果を出さないための、誠実な判断だと信じています。
4.睡眠を最優先で確保する
忙しくなると、最初に削りがちなのが睡眠時間です。



そして、睡眠不足になると、集中力や判断力が落ちます。
間違いなく落ちています。
何が大切で、何を手放してもよいのか…
その判断さえ、うまくできなくなります。
エッセンシャル思考を実践するには、まず自分が正常に判断できる状態でなくてはいけないと思うんです。
睡眠は、良い仕事をするために、自分自身を整える時間ですからね。


今の僕は毎日7〜8時間は寝てます
スケジュールに仕事を入れてから、残った時間に眠るのではなく、必要な睡眠時間を最優先で確保する。
それもまた、人生に余白をつくるための大切な選択なのだと思います。
人生の余白には「自分らしさ」が
人生の時間って、僕もあなたも無限じゃないですよね。



だからといって、焦って予定を入れまくる必要はないと思います。
むしろ限られているからこそ
何をするのか
誰と過ごすのか
何を大切にするのか
そして
何をしないのか
一つひとつ、自分で選ぶことが大切なんでしょうね。
僕は、40代になってからマーケティングの世界に飛び込みました。
それは、介護の仕事をしてきた過去を否定する…というよりは、介護現場で学んだことを持ったまま、新しい方法で誰かの役に立つ。
そんな風に、これまでの経験を生かしながら、自分の人生をリデザインしています。
美点凝視
僕の大切な先輩に教わった姿勢に「美点凝視」っていうものがあります。
足りないものや失敗を見つけるのではなく、その人がすでに持っている良いところ【美点】ばかりに目を向けると、なんだか知らないけど人間関係が良好になります。


そなた自身についても、同じなんぢゃ!
まずは自身の美点を見つめるんぢゃ!
すべてを手に入れようとせずに
大切なものを見つけ、そこに光を当てたいですよね。
さぁ、あなたの人生という限られたキャンバスに、これから何を描きますか。



そして、その大切なものを際立たせるために、何を描かずに残しますか。
その余白にこそ、あなたらしい人生が現れるのかもしれません。
さいごに
今回は以上になります。
今回ご紹介したグレッグ・マキューン氏の著書『エッセンシャル思考』
ご興味ある方はAmazonへ見に行ってみてください。



最後まで読んでいただきありがとうございます^^
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