どーも、たっきんです。
先日、集中してウェブサイトのデザイン作業をしているとき、突然電話が鳴りました。画面から目を離し、手を止めて電話に出る。相手は以前お世話になった方で、近況報告と世間話。
もちろん嬉しい気持ちもあるのです。
ただ…
今、ちょっと集中していたのにな…
正直なところそんなモヤモヤも残りました。電話を切った後は、先ほどまでの集中力を取り戻すまでに、少し時間がかかりました。「あれ、どこまでやってたっけ?」みたいな。
こんな経験、皆さんにも1度はあるんじゃないでしょうかね。
そして、今日はコミュニケーション手段について考えることにしました。
電話、LINE、メール、SNS…。それぞれに良さがあるけれど、どう使い分けるのがお互いにとって心地いいのか。父親、夫、息子、そして仕事をする一人の人間として、僕なりの答えを探ってみたいと思います。
興味ある人は読んでみて下さいね。
電話とテキスト:それぞれの良さ
まず整理しておきたいのは、電話もテキスト(LINE、メール、SNSなど)、それぞれに良さがあるということです。どちらが優れているという話ではなく、それぞれの特性を理解して使い分けることが大切だと思っています。
電話の良し悪し
こんなところでしょうか。
テキストの良し悪し
ではテキストはどうでしょうか?
こうやって見ると
一長一短
あるんだぜ!


だからこそ、状況に応じて使い分ける知恵が必要なんですよね。
父親としての視点:子どもたちと取り決め



僕には2人の子どもがいます。大学1年生と中学2年生。彼女たちから突然電話がかかってくると、心臓がドキッとします。
何かあったのかな?!


ただ、電話をとって話を聞いてみると、「今日の夕飯何?」とか「友達の家に行っていい?」といった、緊急性のない話だったりが多い気がします。もちろん、子どもからの連絡は嬉しいです。声を聞けるだけで安心もします。
反面、仕事中だったり、クライアントとの打ち合わせ中だったりすると、正直困ることもあります。
ある日の電話



パパ、今日の夕飯何〜?


え、今?パパ、ちょっと仕事中なんだけど…



あ、ごめん。じゃあLINEする!


うん、それが助かる。後で返事するね
子どもたちには「本当に困ったとき、危ないときは電話していいよ。急ぎじゃないことはLINEで送ってね」と伝えています。最初は「えー、電話の方が楽なのに」と言っていた子どもたちも、今ではLINEで連絡してくれるようになりました。
父親として伝えたことは、「相手の時間を尊重しよう」ということです。いい機会になったと思います。「今、相手は何をしているかな?」「急ぎの用事かな?」と想像する力。
それは、これから社会に出ていく上で、きっと大切なスキルになります。
夫としての視点:妻との日常



妻とのコミュニケーションは、不思議と電話。
繋がらなかったら即LINE、という順番です。


今日、夕方から打ち合わせ入ったわ



了解。帰宅は何時くらいになりそう?


7時くらいかな



わかった。じゃあそれに合わせて準備するね。
こんな感じで、短いやり取りを積み重ねています。
電話だと、お互いの状況がわからないまま話し始めることになりますが、LINEなら「今、手が空いたから返事しよう」というタイミングで返せます。
妻も仕事をしているので、日中は自由に電話をしにくいです。だからこそ、お互いの時間を尊重しながら、必要な情報だけをサッとやり取りできるLINEは便利です。
ただし、喧嘩しそうなときや、大事な話をするときは、電話か対面で話すようにしています。テキストだと、どうしてもニュアンスが伝わりにくく、誤解を生むことがあるからです。
妻との会話(ある夜)



さっきのLINE、なんかトゲがあった?


え、そんなつもりじゃなかったんだけど…



ああ、そっか。テキストだと伝わり方が違うのかもね


うん。
大事なことは、やっぱり直接話した方がいいね
夫婦間のコミュニケーションは、テキストと対面(または電話)のハイブリッドがベストだと感じています。
日常の連絡事項はテキスト、感情が絡む話や大切な相談は対面か電話。この使い分けが、僕たち夫婦のバランスを保っているように思います。
息子としての視点:親世代との距離感
僕の母は70代後半。いわゆる「電話世代」です。
何か用事があると、すぐに電話をかけてきます。



もしもし
今、大丈夫?


うん、どうしたん?



あのね、この前話してた件なんだけど…
内容を聞いてみると、特に急ぎではない相談が多い気がします。ただ、母にとっては「電話=すぐに繋がれる安心感」なんだろうなと。
僕はLINEを使ってほしいなと何度か伝えましたが、「やっぱり声を聞いた方が安心する」と言います。これは、世代による価値観の違いだと思います。母の世代にとって、電話は「温かいコミュニケーション」の象徴。一方、僕たちの世代にとっては「時間を拘束される」と感じることもあるのです。
息子として大切にしたいのは、母の「声を聞きたい」という気持ちです。だから、忙しいときは「今、ちょっと手が離せないから、後でかけ直すね」と伝えるようにしています。
そして、時間を作って、こちらからかけ直します。
母との最近の会話


忙しいときは『後でかけ直すね』って言うから、怒らんといてな



わかってるわ。
でも、声聞くとホッとするんよ


うん、僕もやで。だから、ちゃんと時間作ってかけ直すから
親世代とのコミュニケーションは、自分の価値観を全面的に出さずに、相手の慣れ親しんだ方法を尊重するように努めています。その上で、「今は難しい」という境界線をちゃんと伝えると、お互いにとって心地いい関係を作るんじゃないかと思っています。
ウェブデザイナーとしての実践:電話相談後の「備忘録」



僕の仕事は、介護・医療事業に特化したウェブデザインです。クライアントさんから電話で相談を受けることもよくあります。



ホームページ
このページを改良してほしいと思っているんですけど…



新しいサービスを追加したいんだけど、どうしたらいいでしょう?
電話だと、その場でサッと話ができて便利です。特に、複雑な内容や、クライアントさんの微妙なニュアンスを汲み取る必要があるときは、電話や画面を共有しながらの遠隔ミーティングの方がスムーズに進むこともあります。
ただ、問題は「言った・言わない」のトラブル。
お互いに記憶が曖昧になったり、認識がズレたりすることがあります。
そこで僕が実践しているのが、電話相談後の「備忘録テキスト共有」です。
具体的な方法
- 電話で相談を受ける
メモを取りながら聞く。
キーワードだけでもいいので、とにかく書き留める。 - 電話が終わったら、すぐに箇条書きでまとめる
長文にする必要はありません。ポイントだけを箇条書きで例:〇〇様との電話相談内容(2025年10月16日) - トップページのメインビジュアルを変更希望 - 新サービス「訪問介護プラン」の追加ページ作成 - 料金表を見やすく修正 - 完成希望:11月上旬 - 次回打ち合わせ:10月23日(水)14時 - LINEまたはメールで共有
「先ほどの電話の内容を備忘録としてまとめました。認識に相違がないかご確認ください」
と一言添えて送ります。 - クライアントさんから確認の返信をもらう
「確認しました」
「ここはもう少し詳しく…」など、フィードバックをもらいます。
このやり方のメリット
- 「言った・言わない」を防げる
記録が残るので、後から確認できます。 - 認識のズレに早く気づける
テキストにすることで、お互いの理解が一致しているか確認できます。 - 作業の優先順位が明確になる
箇条書きにすることで、何から手をつけたら良いか整理されます。 - 後から見返せる
過去のやり取りを確認したいとき、すぐに探せます。 - 信頼関係が深まる
「ちゃんと記録を取ってくれている」という安心感を作ります。
クライアントさんの反応
最初は「そこまでしなくても…」という反応もありましたが、一度このやり方を体験すると、「助かります」「安心します」と言ってもらえることが増えました。
特に、介護・医療業界のクライアントさんは経営者やマネージャーの立場の方がほとんどです。日々のタスク量も多くて、細かいことを覚えておく余裕がない方も多いです。
だからこそ、この「備忘録テキスト共有」は喜ばれているのかなと思います。
クライアントさんとのやり取り



たっきんさん、いつも電話の後にまとめてくれるから、助かってます


僕も記憶が曖昧になるので、お互いのためです(笑)



これがあると安心してお願いできます
電話のスピード感と、テキストの記録性。両方の良さを組み合わせることで、より良いコミュニケーションが生まれるんだと実感しています。
相手の時間を尊重するということ



結局、電話とテキスト、どちらがいいかという話ではないのかもしれません。大切なことは、相手の時間を尊重するという視点だと思っています。
電話は、相手の「今」を奪います。
今、何をしていようと、電話に出れば、その時間は半強制的に電話に使われます。もちろん、緊急時や大切な話のときは、それでいいと思うのですが、日常的な連絡事項まで全部電話でやり取りしていると、お互いに疲れてしまうと思うんです。
一方、テキストは、相手の「今」を奪いません。
メッセージを送っても、相手は自分のタイミングで確認し、返信できます。この「非同期」という特性が、現代の忙しい生活の中で、とても大切なんじゃないかと思います。
そんな中、テキストだけだと冷たく感じることもあります。だから、時々は電話や対面で、声を聞いたり、顔を見たりする時間も必要だとも感じます。
使い分けの目安(僕の場合)
緊急時・非常に困ったとき: 電話
複雑な内容・ニュアンスが大事なとき: 電話または対面
日常の連絡事項: テキスト(LINE、メール)
記録が必要なこと: テキスト
感情が絡む大切な話: 対面または電話
近況報告: テキストでいいけど、たまには電話も嬉しい
まとめ:心地よい距離感を見つける



電話とテキスト、どちらが正解ということはないのだと思います。大切なのは、お互いにとって心地よい距離感を見つけることだと思います。
父親として、子どもたちに「相手の時間を尊重する」ことを伝える。
夫として、妻との日常はテキスト、大事な話は対面で。
息子として、親世代の「電話が好き」という気持ちを尊重しながら、境界線も伝える。
ウェブデザイナーとして、電話の後には必ずテキストで記録を残す。
それぞれの立場で、それぞれの工夫をしながら、コミュニケーションを大切にしていく。
誰かを責めるつもりはありません。
「電話をかけてくる人が悪い」わけでもないし、「テキストしか使わない人が冷たい」わけでもない。ただ、それぞれの特性を理解して、状況に応じて使い分ける。そして、ちょっとだけ相手の今を想像しながら、お互いの時間と立場を尊重することが大切なのかなと。
それが、心地よいコミュニケーションの第一歩なんじゃないかな、と思っています。
以上になります。最後まで読んでくれてありがとうございます。
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昨日の自分よりも、今日の自分を好きになれますように♡
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