どーも、たっきんです。
今回は、西田文郎さんの『錯覚の法則〜成功者は脳をあっさりその気にさせる〜』について書いてみました。
この本、実は僕が30代の頃から何度か読み返している一冊です。僕にとっては大切ないい存在の書籍になります。読むたびに「脳ってすごいな」「解釈ひとつで人生が変わるんだ」と気づかされます。
この記事はこんな人にお勧めです。
では、これらに当てはまった方や、この記事に少しでも興味がある方は読み進めて下さい。
著者:西田文郎(ふみお)さん



西田 文郎さん
出典:西田文郎のX
1949年生まれ、株式会社サンリ代表取締役会長。経営者やトップアスリートに「脳の使い方」を指南してきた能力開発の第一人者です。
66歳で脳梗塞を患いました。医師から絶対安静を促される中、利き手で患部をマッサージする「ある行動」を続けました。その結果、理学療法士から「それは正解です」と評価され、杖なしで歩ける回復を遂げられた具体的なエピソードをお持ちです
まさに「良い錯覚が人生を開く」ということを、自ら証明された方です。
衝撃の事実:「脳は99%錯覚している」
僕はこの本のタイトルを見てすぐに買っちゃったんですが、買って正解でした。
著者の西田さんが45年以上の脳研究で導いた結論は…




脳は99%錯覚している!
ということです。
最初に聞いたとき、僕も「そんな馬鹿な」と思いました。けれども本に出てくる「錯視」の例を見ると、人間の脳は本当に簡単にだまされるのだと実感します。
例えば以下のような錯視です。
カニッツァの三角形
白い三角形が見えるけれど、実際には存在しない



ミューラー・リヤー錯視
同じ長さの線なのに矢印の向きで長く見えたり短く見えたりする



エビングハウス錯視
周りの円の大きさで、真ん中の円が違って見える



どうでしょう?思わず「錯覚」したものがあったんじゃないでしょうか。
では、次に錯覚の種類についてもう少し深掘りしていきます。
錯覚には2種類しかない
ここからが本題です。西田さんによると、錯覚には次の2種類しかありません。
・良い錯覚(肯定的錯覚)
・悪い錯覚(否定的錯覚)
最近流行りの、生成AIの例で考えてみましょう。
同じ現象に対しても、どんな錯覚を選ぶかで、その後の行動や結果は大きく変わってくることが容易に想像できるかと思います。
そんなイイ錯覚を身につける方法はあるんか?!



それが本書で紹介されています。
3つに絞ってお届けしますね。
良い錯覚を身につける3つの方法



1. 言葉の力を使う
毎朝のスタートに「今日も生きている。私はついている。ありがたい。」と声に出すと良いと書いていたので、それから真似するようにしています。
たったこれだけで気分が整うのを感じます。
僕自身もしんどいときほど「ありがたいなあ」「これは乗り越えるための壁を与えてもらったんだ」と口に出すようにしています。声にした瞬間、不思議と少し心が軽くなる気がするんです。
人生は振り子のように快と不快を行き来します。



不快に傾いたときこそ、言葉の力で良い錯覚を起こすことが大切だと思います。
2. イメージの力を活用する
脳はイメージに強く反応します。
- 仕事 = できる自分 = 好き
- お金 = 自然に集まってくる
- 勉強 = 楽しい
- 人生 = 最高
こんなふうに自分にとって心地よいイメージを持つだけで、行動のスピードや軽さが変わってきます。
「億万長者になるのは自転車をこぐより簡単」と言い聞かせてみると「挑戦してみようかな」と気楽に一歩を踏み出せるようですね。
億万長者を新しい挑戦の何かに置き換えてもいいと思いますよ。



3. ボディーランゲージで状態を変える
気分が沈んだとき、頭の中で考え込むよりも、体を動かしてリセットする方が早いことがあります。
西田さんは「なし!」と言って手を叩く方法を紹介されています。僕も否定的なことを言ってしまった後に「なし!」と真似してみたら、本当に気持ちが切り替わるのを感じることが多くあります。



わしは大げさにジャンプしてみるんぢゃ!
深呼吸をして背筋を伸ばすのでもイイかも知れないですね。



自分に合う動作を見つけると、不快な感情を素早く断ち切れるのでおすすめです。
成功者の思考パターン:3つのステップ
ここまで錯覚の力について触れてきましたが、西田さんが特に強調しているのは思考の順番です。成功する人には、必ず共通するステップがあるようなんです。



わしも1つずつ
チェックするんぢゃ
1. 現状を分析する
まず大事なのは、今の自分をしっかり見つめることだそうです。
- 自分の強みはどこにあるのか
- 毎月のお金の流れはどうなっているのか
- 得意なことや好きなことは何か
こうしたことを冷静に確認するだけで、思った以上に気づきが出てきます。



分析をするのは、未来のために地図を広げるようなものです。
ゴールにたどり着くためには、いま自分がどこに立っているのかを知ることが欠かせませんからね。
2. 未来を予見し、目標を立てる
今の位置が分かったら、その先に見える未来を想像してみましょう。
「半年後、どうなっていたいか」
「3年後、どんな働き方をしていたいか」
先を見通して目標を立てると、不思議なことに迷いが減り、少しずつ行動が整ってきます。目標は道しるべ。たとえ風が吹いても、人に何を言われても、ぶれなくなるんでしょうね。
3. 行動・試行錯誤・修正を繰り返す
あとは歩き出すだけ。
もちろん、歩いていれば工事中の道や急な雨にも出会います。けれども、そこで立ち止まる必要はありません。迂回したり、傘を差したりしながら進んでいけばいいんです。
大切なのは「修正しながら進む」こと。最初から完璧な道を知っている人なんていません。試行錯誤を重ねた分だけ、自分の足跡が確かな道になっていくものだと思います。



成功する人は、この3つの流れを当たり前のように繰り返していると紹介されていました。逆にいえば、特別な才能がなくても「分析 → 予見 → 行動修正」というサイクルに乗れば、誰でも少しずつ目的地に近づけるということだと僕は理解しました。
逆の視点
ここまで「良い錯覚」の効用を紹介してきました。ただし錯覚ばかりに目を奪われすぎると、現実逃避のリスクもある気がします。
大切なのは、まず現実を冷静に分析し、その上で前向きな錯覚を選ぶことだと思いますね。
土台の現実を無視した錯覚は、砂上の楼閣になってしまいますから…
脳は質問すると答えを出す
脳には「RAS(網様体賦活系)」と呼ばれる機能があります。
これは簡単に言うと、自分が意識を向けたものを脳が勝手にピックアップして教えてくれる仕組みのことです。
たとえば「赤い車が欲しいな」と思った瞬間、街に赤い車がやたらと目につくようになった、それに似た経験はありませんか。



あれこそがRASの働きです。
この仕組みを活かすためには、脳に投げかける質問がとても大切なんです。
「なぜ自分はうまくいかないのか?」と問いかければ、脳は“うまくいかない理由”を一生懸命探してしまいます。
一方で「どうすれば達成できるのか?」と問いかければ、“達成するための方法やヒント”が自然と目に飛び込んでくるようになるんですね。
日常生活での例
日常生活でも「なんで自分ばかり忙しいんだろう」と考えると疲れが増してしまいます。
逆に「どうしたら家事をもっと楽にできるかな」と問いかけると、時短グッズや分担のアイデアが自然と目に入ってきますし、楽しい気持ちで時間を過ごせますからね。
問いの立て方ひとつで、脳が見せてくれる世界は大きく変わります。
RASは誰の脳にも備わっている機能です。だからこそ、自分を前に進める質問を日常的に投げかけることが大切なんだと思います。
脳は質問すると答えを出す
このシンプルな事実を知っているだけで、見える景色が変わります。
僕が学んだこと
この本から僕が学んだのは
「どうせ錯覚するなら、良い錯覚を選んだ方がいい」
ということです。
介護の現場で本当に大変だった経験も、振り返れば人へ気持ちの配慮や視点を広げる力をくれました。あの経験さえ「ありがたい」と思えるのは、一種の良い錯覚かもしれません。
現実から目をそらさず、それをどう解釈するかは自分次第です。
もし今、物事がうまくいかないと感じているなら、西田さんの「錯覚の法則」を一度読んでみるのも1つの選択かもしれませんね。
「脳は99%錯覚している。どうせ錯覚するなら、良い錯覚をしよう」
この言葉が、きっとあなたの背中を押してくれると思います。
では今回は以上になります。最後まで読んでくれてありがとうございます。
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昨日の自分よりも、今日の自分を好きになれますように♡
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