誰でもできる「人を動かす」たった1つのポイント!
今回は、1936年に出版された「人を動かす」を要約していきます。
日本国内だけでも500万部以上売り上げている、世界的なベストセラーになります。本書、簡単にいうとタイトル通り「人を動かす」ための原理原則が書かれています。
この記事を読み実践することで、あなたの依頼やお願いごとが圧倒的に上手くいくようになります。
家族の中の関係も良くなることでしょう。
ではどんな原則が書かれているのかというと…
合計30原則もあります。
しかも、エピソードが盛り沢山あり、なかなか読み応えのある本書です。この記事では、エッセンスを抽出します。
あなたが、このブログを読んだ直後から使える「人を動かす」方法をドドーンとお届けしちゃいますね。
人を動かすためのポイントはずばり下記の1つです。
著者のプロフィール
デール・(ブレッケンリッジ)・カーネギー(Dale Breckenridge Carnegie)
1884年にミズーリ州の貧しい農家に生まれました。アメリカの作家で教師にして、自己開発、セールス、企業トレーニング、スピーチおよび対人スキルに関する各種コースの開発者です。
1948年に「道は開ける」も出版されていて、こちらもベストセラーになっています。
誰にでもできる「人を動かす」方法
人を動かすには、プレゼンテーションなどのテクニックは不要です。
目の前の人が、こんな感情を持てれば👇ゴール達成です。
・私は社会にとって重要な存在なんだ
・私はこのチームでとても重要な人間なんだ
この気持ちにもっていければ、目の前の人はあなたのために動きたくなるでしょう。
ちゃんと、根拠があります。
人間の8つの欲求
あなたも私も、ごくう君も、人間の本能的な欲求を幾つか持ち合わせています。
全部で8個ありますので、ざっと共有しますね。
この最後「承認の欲求」がポイントです。
承認の欲求は、欲望みたいなものだと言ってますな。
「承認の欲求」以外は、普通に働いて過ごしていれば満たすことは難しくないのです。
ただ、承認の欲求は満たすことが難しいのですね。
人間の根源にある欲求
「承認の欲求」は人間の根源にある、とても強い欲望なのです。
だから「重要な人間だ」と思わせてくれる人の言うことを聞こうとするのです。
例えば、あなたが参加しているプロジェクトのリーダーから声がかかります。
あなたは、どちらの言葉なら「やる気」がでますか?
1 この仕事は、誰がやっても同じだけど、あなたやってくれる?
2 この仕事は、君にこそやってほしい仕事なんだ。お願いできる?
私なら、2番目の方がやる気が出ます。
では、相手に「自分は重要な存在なんだ」と思ってもらえる具体的なテクニックを紹介しますね。
誰にでもできる「相手を動かす」強力なテクニック
本書では、全部で30原則あるのですが、5つだけ確認してみましょう。
私は、5個目の「相手を褒める」がシンプルかつ超強力な方法だと強くお勧めします。
これならオイラでもできるじゃん!
そうなんです。誰にでもできます。
まずは褒めて、心から褒め、とにかく小さいことでも褒めるんだと何度も繰り返し語られています。
鉄鋼王
ここでは2人の人物を紹介します。
1人は著者と名前の似ている人です。
鉄鋼王のアンドリュー・カーネギーです。
1870年代に鉄鋼会社を立ち上げた人で、歴史上で2番目の大富豪と呼ばれています。
すごい実業家の方です。
本書でも紹介されていまして、アンドリュー・カーネギーは「人を褒める」ことについては、別格だと言われています。
常に、他人を褒め称えることの重要性を忘れていない人だったんですね。
すごいのは、墓碑(ぼひ)に刻まれている言葉です
己れより賢明なる人物を
身辺に集める方法を心得し者
ここに眠る
すごい言葉ですね。
偉業を果たした方なので、もっと別の「私こそ鉄鋼王だ!」みたいな墓碑でもイイんじゃないかなと思うのですがね。
この、「人を褒める」を徹底したエピソードがもう1人分あるで紹介しますね。
もう1人の鉄鋼王
1920年代に、アンドリュー・カーネギーはスチール会社を作りました。
そこの社長に対して、破格の報酬を設定しました。
当時の金額で、年収1億円です。
このポストに「シュワブ」という男性を任命しています。
このシュワブ社長。
何がすごいって、経営の天才で、製鉄や金属の知識が半端じゃなかった…
のではありません。
この社長、人を褒めるのがとても上手だったんです。
名だたる候補の中から「最も褒め上手」を社長に任命したんですね。
よく「人を見ている社長」だったんです。
まとめ
目の前の人に「私は重要な人物なんだ」と感じてもらえると、行動に起こしてもらえると言う話でしたね。
そのための、最もシンプルで強力なテクニックが「褒める」でした。
恐らく、このブログを読まれている意識の高いあなたは、そんなことすでにご存知かも知れません。
お見事です。
ただ、1つポイントとして「知っていることと実践できていることは、紙一重に見えて全然ちがう」と本書でも語られていまして、私は、背筋がピンとなりました。
一言で「褒める」と言っても、相手のことを知らないと難しいです。
目の前の相手に「興味」を持っていないとダメですね。
褒め方が、お世辞になったり、相手が欲しい言葉を贈ることができないです。
動いてほしいなぁと思う相手のことに興味をもち、行動を研究する必要があるかもしれません。
介護あるある
介護の現場での「あるある」なエピソードを紹介して終わります。
それは高齢者の「入浴の拒否」です。
誰が声をかけても「わしゃ風呂は入らん!」というシーン。よくあります。
ところが、ある特定のスタッフが声をかけると「入浴の拒否」が見られないことがあるんですね。
よく観察していると、そのスタッフは、普段から相手をよく見ています。
的確に「褒める」を実践している場合が多い気がします。
誰にだって「私は、この部分は人より優れている」という自信みたいなものがあると思います。それを見つけられるかどうかがカギになっていますね。
こういう2人は、信頼関係が知らない間に積み上がっているんでしょうね。
とういことで、本日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
昨日の自分より、今日の自分が好きになれますように❤️
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本書、なかなかのボリュームですが、もし興味ある方は文庫本もあります。ぜひ、お手にとってお読み下さいね👇
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