皆さん、今日もブログに遊びにきてくれましたね。ありがとうございます。
さて、早速ですが質問させて下さい。
あなたは、これから超高齢化社会を迎える日本について、不安に思ったことはありませんか。
私は、医療福祉関係の仕事をしていますので、毎日不安を感じます。
そしてもし、これからの日本の未来予想図があるとして、手に入れる方法があれば知りたくないですか。
今回は、それを入手できる本の要約をいたします。
本の紹介
今回は「未来の年表」の要約をさせて頂きました。
2017年(平成29年)に出版された書籍で、著者は河合雅司【かわい まさし】さんです。
とても売れている本なので、書店で見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
データ好きの私にとっては、たまらない1冊でした。
たった数百円で、かなりのデータを手に入れることができます。
このブログを読むだけで、重要な部分を理解してもらえるように工夫して書きました。
そしてそして、今週のブログは、シリーズで行きます。
データに基づいた近未来の予想を、数冊の文献を読んだ私なりの解釈を踏まえて書きます。
未来予想図。テールランプ5回の愛を込めて、あなたに届くと嬉しく思います。
それでは、いきましょうか!
未来の年表
表紙だけみても大丈夫なくらい、わかりやすい書籍です。
人口減少日本でこれから起きることが書かれています。
実は、表紙に全て書いているので、これをご覧いただくだけで、色々とわかります。
それだと私、寂しいので、良かったら読み進めてください。
年表
小学校や中学校の授業で、年表をご覧になったことがあると思います。
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みなさん、社会が苦手な方でも記憶にあるのではないでしょうか。
世界史でいえば、4大文明の始まりです。
日本史でいえば、大化の改新や、鎌倉幕府の始まり、江戸時代、戊辰戦争や昭和の始まりなどです。
普通、年表といえば、過去の出来事を知るものですよね。
ところが、この本に掲載されているのは、未来の年表なんです。
データとして、事実としてわかっていることを分析され、書かれた内容になっていました。
そのデータ量も、かなりのものですし、的確な分析をなさっているなと感じます。
ずばり、未来を予測するのにとても重要な指標は「人口動態バランス」です。
各国の状況
国レベルで比較するとわかりやすいので、いくつかの国を比較して人口動態のバランスを説明しますね。
アメリカ合衆国の場合
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アメリカ合衆国は、日本の約3倍の人口です。約3億3000万人です。
この国が元気なのは、元気な若者が活躍しているからです。
なぜ、元気な若者が活躍できるのかというと、元気で活発な若者である人財を、海外から積極的に迎え入れているからです。
いわゆる、移民と言われる方々ですね。
エンジニアや科学者、スポーツ選手、経営者など、後に成功者になる可能性の高い方を受け入れています。
日本からも、スポース選手が数多く、アメリカへ行って活躍されていますよね。野茂英雄投手やイチロー選手。
最近では、お笑い芸人の渡辺直美さんも、渡米されましたね。
経済力は、元気な労働人口の多さに比例すると言われています。
このことから、アメリカがGDP(国内総生産)が世界で一位です。※国内総生産:ウィキペディアの説明に行けます👆
では、2位の国はどこかご存知でしょうか?
ご名答!
中華人民共和国【中国】です。
では、その中国の事情も見てみましょう。
中華人民共和国の場合
世界第2位のGDPを誇る中国です。
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GDPは、日本、負けてないと思うんだけどなぁ・・・オカシイなと調べてみました。
すると、1人当たりの生産性でいえば、日本の方が中国に比べて遥かに高いんですね。
では、何故負けているのかな?
答えは、そうです。人口の差です。
中国は、14億とも、16億とも言われています。
日本の人口が約1億2000万人ですから、数では圧倒的に中国が多いんですよね。
GDPも、それに比例しているという訳です。
では、次に人口が多い国で、勢いのあるインドについて見てみましょう。
インドの場合
インドは、経済的にとても勢いのある国の1つです。
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勢いがあるのには、理由があります。
やはり人口動態バランスにあります。
10年ほど前は8億人くらいでしたが、今は13億人と、中国に限りなく追いついてきています。
中国は、一人っ子政策(ひとりっこせいさく)をしてきました。※一人っ子政策:ウィキペディアの説明に行けます👆
1979年から2014年までなので、だいたい35年間やってきました。
それは、インドと中国に差は出てしまいますよね。
(中国では2016年から二人っ子政策となっています)
ところが、インドはそういった政策はしていなかったので、人口が爆発的に増えています。
インドは、IT事業や、バイオテクノロジー、AIなどに力を入れていますよね。
経済的にも成長を遂げている原因はここにあると思います。
3カ国を比較して
中国は人口が世界一多いのですが、高齢者の数もまた多いのです。
人口動態のバランスでいえば、アメリカは若者が多いのです。
しかも、アメリカは元気な若者をどんどん受け入れていますので、経済的な視点でいえば、まだまだ伸び代があると言われています。
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こう見ると、人口バランスって、経済に影響が強いことがわかります。
ところで、私たちの住んでいる日本ってどうなのでしょう?
次は日本について見てみましょう・・・。
日本の場合
今日現在2021年(令和3年)4月です。ちなみにこの書籍が出版されたのが、2017年です。4年前ですね。
女性の人口
実は、昨年の2020年に驚きの人口統計が出されています。
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何と、女性の人口のうち半数が50歳以上であるという事実です。
大変、驚きました。
この書籍が出版されたのが、2017年ですが、人口動態は予想通りに進んでいます。
これを踏まえて未来をみてみましょう。
元気高齢者の人口
3年後の2024年(令和6年)には、元気高齢者(65歳以上)の方が、全人口のうち3人に1人となります。
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人口の1/3が、65歳以上というバランスになります。
確かに、私の周りには元気な65歳以上の方がいらっしゃいます。
知恵では高齢者にかなわないですが、体力も含め若者はやっぱり元気で沢山のことができます。
相対的に、国の力や経済力が落ちてくるんですね。
医療的な課題
この先、医療な対応が必要方が、高齢者の人口に比例して増えると予測されています。
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薬も必要ですが、輸血用の血液が不足することが見えてきているようです。
私、今から輸血の協力したいと思います。
空き家と治安
2033年(令和15年)には、たくさんの空き家が出てくるようです。
みなさん、今お住まいの地域のことを思い浮かべて見て下さい。
空き家って、どれくらいあります?
著者:河合さんの予測では、3軒あるうちの1軒が空き家になると。
すでに空き家は社会問題になっていますが、それが加速します。
空き家が増えると、治安が悪くなることがわかっているんですね。
最悪な想定では、東京が漫画:北斗の拳のようなスラム街になるとまで言われています。
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めちゃ怖いやん、と私はブルブルと震えながら読み進めました。
データの裏付けがあるので、当たらずも遠からずなのかなと感じます。
まとめ
本日は、日本のマイナス面ばかりを紹介しました。
気を悪くされた方、不安が増大した方がいらっしゃれば申し訳なく思います。
ただ、物事は表があれば裏もあります。
減るものもあれば、増えるものもあるんだと思います。
例えば、若者は減りますが、高齢者は増えます。
病人も比例して増えるでしょう。
そうなった時に、どのような仕事の需要が増えるでしょうか?
私は、単純に、葬儀屋や火葬場の方、医療や介護保険サービス、国が進めている実費での生活支援サービス(介護保険を使わないサービス)の需要がかなり高まるかなと思います。
今から、その方々がせっせと動かれる姿が思い浮かびます。
高齢者の比率が最も高まるのは、2042年(令和24年)とされています。
比率が最も高まった時の高齢者の数は、約4000万人と推定されています。
このブログを書いている私は、2042年には60代になっています。
皆さんは、お幾つになれます?今の年齢に21を足して見て下さい。
新しいビジネスをお考えの方は、この将来から逆算をすれば、新しい何かを思いつかれるかもしれませんね。あと21年ありますから。
決して他人ごととは思えない日本の将来についてみてきました。
私も日本人なので、しっかり向き合っていきたいと考えています。
追伸
本日のブログは、いかがでしたでしょうか?
ここで終わると、絶望的な未来しかねーやん!と思われる方が多いですよね。
だから、ここでは終わりません。
他の文献も読みあさっていると、実は逆の良いお話も沢山あるんです。
悪いお話はここまでにして、明日からは明るい未来の話を書いていこうと思います。
乞うご期待です。
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シリーズでやるのは初めての試みですが、良かったら次回の記事にも遊びにきて頂けると嬉しく思います⬇️
https://takkinn.jp/2030年-everything-accelerates/
本日は、未来の年表の要約を書かせて頂きました。
今回も、最後までお読みいただきありがとうございます。
読者のみなさんが、昨日の自分より、今日の自分が好きなれるようなブログを目指します。
お願い
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最後に厚かましいお願い事を書きましたが、Diaper Kingのやる気とクオリティアップのために、ご協力いただけると、張り切って更新していきますので、どうぞお願いいたします。
また遊びにいらして下さい。
頑張って更新して、お待ちしております。


















コメント
コメント一覧 (1件)
今回紹介してくれた内容は、全部大事な問題です。
例えば、空き家問題は相続時までにどうすかを決めていないから、結果として空き家が増えるのではないですか。
土地や建物の所有者がだれなのか?第三者から見て、わかりにくくなって問題になっていると思います。
個々の責任。
そもそも、本当に空き家が1/3になるんでしょうか。全く想像できません。
その空き家も、一軒家のことなのかマンションのことなのか。現段階では空き家はどれくらいあり、都道府県での統計や偏りはあるのかなど気になりました。
一次関数的な計算はあまりあてにならないかなと思います。
それに日本人はそれほど知恵がないと思うので、何らかしらの対応策を思いつくのではないでしょうか。