「幸せ」とは何か?
みなさん
突然ですが、幸せですか?
「はい」と答えた方は素晴らしいと思います。
「いいえ」と答えた方は、きっと「幸せになりたい」と思っていると思います。
では、あなたにとって「幸せ」とは?
と聞かれると即答できる方は少ないのではないでしょうか。
今回は、この本の要約をしていきます。
なんと本書には、どんな状態が幸せな状態かが明確にかかれています。
幸せの定義をみてきませんか?
プロフィール
本書を書かれた樺沢紫苑【かばさわ しおん】先生です。
精神科医。本名:佐々木 信幸
生年月日:1965年10月27日
出身地:北海道札幌市
最終学歴:札幌医科大学医学部
医師としての経歴:勤務医として道内10以上の病院で勤務されています。働きながら札幌医科大学で医学博士号を取得しました。留学先:米国イリノイ大学(脳科学)
現職:樺沢心理学研究所所長です。
YouTuberやSNS、メールマガジンで毎日投稿されている、アウトプットモンスターとしても有名です。
「幸せ」の定義
私は過去に、こんな「幸せ」を聞いたことがあります。
・一流大学にはいったら幸せ
・一流企業に就職したら幸せ
・仕事を一生懸命がんばれば幸せ
・素敵なパートナーと結婚できたら幸せ
著者は、全て誤りですよと言っています。
特に、日本人にはとある理由がると教えてくれます。
日本人が幸せになれない理由
日本人は真面目です。
勤勉ですし、仕事を頑張っている人が大多数です。
なのに、世界から比較すると、日本人幸福度ランキングは世界で62位なんですって。
先進国では最低基準です。
日本は、経済的なGDP(国内総生産)は、世界で3位です。
治安もいいです。
医療費も世界からみたら格安です。
中学までは義務教育で何の心配もなく学べるチャンスがあります。
なのに62位…。
これは、日本人が信じる「幸せになる方法」が間違えていると述べられています。
著者の樺沢さんは「日本人は間違った努力をして、幸せへの道筋をおそろしく遠回りしています」と。
幸せを目指すほど不幸に…
著者の樺沢先生は、30年ほど精神科医をされています。
たくさんのメンタル疾患の患者をみてきて、今回の著作を書かれています。
その中で気づいたことがあるようです。
・仕事を一生懸命頑張りすぎれば、メンタル疾患になる!
そう確信されているようです。
その理由は、仕事意外に「大切なもの」をないがしろにして、必死に働くから不幸せになる傾向があるというのです。
幸せは、ギリシャ時代から中国思想家など、2000年以上前から論じられています。
ところが、結論はまだ出ていないようです。
今回、著作では、樺沢先生なりの「幸せに生きる」ための答えを書いてくれています。
しかも、科学的にわかりやすい視点で書いてくれています。
幸せになるためにやること
これまでも、幸せについて論じられてきた出版物等は数多くあります。
その中でも「現実的」「具体的」で、実践的で明確な「やること」を示されたものがほとんどないと言われています。
「やること【行動】」が示されてないものは、実用書としては意味がないとまでおしゃっています。
本書では、幸福とはずばり「脳内物質」である!と明確に書かれ、どういう行動をとれば幸せな状態になれるかがいくつも書かれています。
幸せを感じる脳内物質
私たち人間が「幸せだ」と感じる時には、脳内に100種類以上の幸福物質が出ているようです。
ちょっと簡単に紹介しますね。
全てカタカナですから、覚える必要はありませんが、特に重要な3つを太文字にしています。
・ドーパミン
・セロトニン
・オキシトシン
・エンドルフィン
・アドレナリン
・ノルアドレナリン
ドーパミンは達成した時に出ます。お金や成功と関係します。
セロトニンは、「安らぎ」や「気分の安定」の幸せです。
オキシトシンは、「愛」や「つながり」の幸せと言われています。
一方で、エンドルフィンやアドレナリン、ノルアドレナリンは、追い詰められた時など、特殊な状況で分泌されます。
日常的な仕事や家での生活場面においては、使いづらいものみたいです。
ドーパミン、セロトニン、オキシトシンは、多くの研究者も「幸福ホルモン」と紹介しています。世界的にみても3大幸福物質といってもよさそうです。
この3つが充分に分泌されている状態で、私たちは「幸福」を感じます。
つまり、脳内で幸福物質が出た状態が幸せであり、幸福物質を出す条件が「幸せになれる方法」であると言われています。
「幸せ」になるプチ幸福のススメ
樺沢先生のもとには、いつも質問が沢山よせられるようです。
その中でも、やはりどうしたら良いかわからない方もいらっしゃるようです。
先生は、それならまずは「プチ幸福」を目指しましょうと言います。
どんな人でも、日々の生活の中でドーパミン的な「プチ幸福」は転がっているとおっしゃいます。
何か、小さいものでも「目標」を設定して達成してやればいいというのです。
例えば、仕事で「今日はこの3つをやるぞ」と決めます。
その3つが達成されれば、嬉しい分です。これでドーパミンが出る「プチ幸福」の状態になります。
こういう小さな「プチ幸福」をちゃんと発見してほしいと。
3つの幸福の重要なテーマの1つでもあります。
現代の日本の生活で、ドーパミン的な「プチ幸福」が得られないといのは考えにくいです。
小さな達成でもいいので見つけてみてください。
また、小さな幸福に気づけない人は、大きな幸福にも気づけないというのです。
大きなチャンスも逃してしまうということです。
この「プチ幸福」に気づくことが、幸せの最初のドアになるようですね。
幸せの小さな三角形
この下記の図をご覧ください。
この三角形が「幸せ」の脳内ホルモン図です。
この三角形、まずは小さいものでいいから作ってみましょう。
小さいながらも健康で、ささやかに人と繋がり、ちょっとした達成や成功を手にしている状態ですね。
それを発見する方法として、「3行日記」がお勧めです。
これはポジティブな3行日記で、これを書くことで、日常にある小さな「プチ幸福」を発見でき、小さな三角形を作ることができます。
まとめ
今回は、「幸せ」についての著作を紹介しました。
幸福は、お金か愛かなどの2者択一のものではなく。全てがつながっているのかなと感じました。
今すぐ、気持ちの持ちようで「プチ幸せ」になれるのかなと思います。
例えば、私は毎日ブログを更新するようにしています。
これも1日1つ更新できれば、「ドーパミン」が分泌されているということなんですね。
休まず仕事に行く、料理を作る、一緒に友達とご飯を食べるなども一緒ですかね。
そのためには、自分を見つめ直す「3行日記」が良さそうです。
自分を見つめ直すと、色々な発見があり、実はとても有難い状態だなと気づける瞬間も多くなり、幸せ度が上がるのだなと思いました。
今回も、本書の一部だけの【要約】となりました。
まだまだお伝えしたいことがありますが、全部は紹介しきれていません。
本書を読んでみたいよーという方は、本書をお手にとってお読みくださいね。
先日お伝えした、Audible【オーディブル】でも配信されています。
本日はここまでです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
昨日の自分よりも、今日の自分が好きになれますように❤️
追伸
もし、ご意見などあれば、私のTwitter(@yuunami7373)やコメント頂けますと嬉しく思います。
いつもありがとうございます!
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