どーも、たっきんです。
前回は『NEXUS』上巻から、人類はどうやって情報を扱い、文明を築いてきたか?を一緒に辿ってきました。 そして今回は、下巻──そう、これから人類がどんな未来を迎えるのか?に関して書いてみました。

この記事はこんな人におすすめです。
ネット情報に「モヤモヤする…」って感じの人
AIを使ってはいるけど「このままでいいのかな」と思っている人
子どもや部下の教育に「何を信じて教えたらいいか」悩んでいる人
スマホ、SNS、そしてAI。
今の時代、僕たちは毎日情報と暮らしています。とても便利ですよね。
ただ…それって、本当に進化なんでしょうかね? それとも、情報に支配される未来が待っているのか──。
僕自身、下巻を読んでいて背筋がゾクッとしたところが何度もありました。 この感覚、ぜひ文字にして共有させてください。
SNS時代の情報は感情で動く
いま、X(旧Twitter)やInstagramでは、正しい情報よりバズる情報が勝つようになってきています。その理由、NEXUSでは明快に書かれていました。それは…

情報が共有される時点で、物語になってしまうから。
SNSで陰謀論が拡散するのも、事実が正しいからではなく、物語、つまりストーリーとして気持ちいいからなんですよね。

上巻の「印刷と宗教改革」の話と地続きですね。
では、これが加速すると、どうなってしまうのでしょうか?
AIと「思考の外注化」──考えなくてよくなる未来?
AIが発達すると、調べ物も、文章も、絵も、ボタンひとつで出てくるようになります。

便利すぎるぢゃ!
NEXUSではこれを「思考の外注化」と表現していました。考えなくてもコトが済んじゃう時代。
一方で、自分の人生を生きていけない「危険性を孕んでいる」とも書かれています。

道具に頼りすぎると、筋肉が衰えるように──思考の筋力も衰えていくみたいな感じです。
歩かない奴は
足腰が衰えてるからな
それと同じようなもんか?!

「信じる力」が未来を作る
この本が強調していたのが、人類は物語で生きているという点です。それは、国家も宗教も法律も教育も──すべては「共有されたフィクション」で成り立っているという考え方です。

誰かの語ったストーリーが、社会を動かし、信念となり、制度になってきたんですね。
そして、これからの未来は、AIがそのストーリーを語りはじめる時代になるかもしれないと。
じゃあ、そのとき僕たちは何を信じて、どう生きていくのか?
NEXUS下巻は、そんな問いを突きつけてきます。
まとめ──情報の時代を「生き抜く力」とは
人間が作ってきた情報の蓄積ですが、今やその情報が人間を揺さぶっている原因になっています。
AI、SNS。
どれも「便利」だけど「信じる力」や「考える力」を奪っていく一面もあります。

NEXUS下巻を読んで僕が思ったのは、情報の海に飲まれずに「泳ぎ方を身につける」ことの大切さです。
この本は、そんな新時代の情報リテラシーの「土台」になるような一冊でした。
上巻で「過去」を学び、 下巻で「これからの未来」を考える──
その両方を把握していくことで「今の自分」を立て直せるんじゃないかなと思いました。
興味がある人はぜひ、手にとってお読み下さい〜

最後まで読んでくれてありがとうございます! このテーマ、たぶん多くの人が心のどこかで気になってる話だと思います。 よかったら、感想やコメントなどいただけたら嬉しいです。
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昨日の自分よりも、今日の自分を好きになれますように
著者:ユヴァル・ノア・ハラリ氏

出典:© Yuval Noah Harari Official Website
著者、ユヴァル・ノア・ハラリ氏
イスラエル出身の歴史学者であり哲学者。
代表作『サピエンス全史』は世界的ベストセラーとなり、人類の進化と文明の構造をわかりやすく描いたことで知られています。
オックスフォード大学で博士号を取得し、現在はヘブライ大学で教鞭を執る彼は「人類は“物語”によって支配されている」という独自の視点で、過去・現在・未来を鋭く考察する知性派です。
追伸
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